お家で疲れて横になって、さあ寝よう、、、、としたとき、部屋の電気を消しに一度立って、スイッチのところまで行くのが嫌だ~と思ったことのある方は多いはず。
そんな時、電気消して!と言ったら電気が消えたらうれしいですよね。
その願い、実はIoTで簡単に実現出来ます!
しかも、電気を切る/つける以外の機能もたくさんあって、上手に使えば電気代の節約も十分可能になっちゃいます。
今回は、そんなIoT照明4種を比較してみました。
目次
1. Philips Hue 最安値24,201円~

まずは、Philips社の「Hue」というIoT電球です。
こちらのシリーズは2013年から国内で販売されており、まさにスマート電球の先駆けといえる商品です。
今回は最も機能がたくさんついている、最新の「Philips Hue(ヒュー)スターターセットv3 スマートLEDライト 」を紹介します。
まず、こちらスターターセットには、「Hue」の電球をIoT化させるために必要な「Hueブリッジ」がついています。
1つのブリッジには Philips Hue 照明とアクセサリーを 50 個まで接続することができ、このブリッジを介して、声で操作したり、外出先から操作したりすることが可能となります。
逆に言うと、この「ブリッジ」がなければIoT化ができないので初めての方はスターターセットを購入しましょう。
では、特徴を紹介します。
【様々なシーンを演出する照明機能】
Hueは、居心地の良い雰囲気から活動に適した明るさまで、照明をカスタマイズして雰囲気やムードを演出してくれます。
例えば、起床の時は快適に起きれるような明るさに設定できたり、食事の際はリッチなムードを演出する照明に設定出来たり、集中したいときは集中できる照明設定にできる、、、など様々なニーズに合わせた照明の設定が可能です。
また、ホノルルの夕日や日没、冬の夜などのシーン設定ができる機能もアプリに入っているので、お家で非日常的なシーンを演出することも可能です!
【スケジュール設定で防犯対策も可能】
Philips Hue アプリでは、遠隔から操作ができるため、外出先で電気の消し忘れが確認できることはもちろん、帰宅時に明かりがついているように設定ができたり、スケジュール機能を使えば留守にするときも在宅のように見せかけることが可能になり、防犯対策に使えます。
ルーチンを設定すると、夕方になったら自動的に照明を暗くし、朝は目覚めをやさしく促すといったことを自動に行ってくれます。
【ゲームや映画、音楽に合わせた照明設定が可能】
Philips Hue アプリでエンターテインメント エリアを設定し、パソコン上でPhilips Hue Sync アプリを使用する(ゲームの場合Razer に接続)ことで、ゲームや音楽に合わせた照明設定が可能になります!
これを使えば、よりプレイしている音楽・ゲームの世界観に没頭することが可能です。
ゲーミング機器メーカーで有名なRazerと連携しているため、よりハイクオリティなゲーム空間を楽しむことができるでしょう。
【声で細かい設定も可能!】
対応スマートスピーカーは、Amazon Echo、Google Home、Apple HomeKitです。
照明のOn/Offだけでなく、「リビングを80%の明るさにして」や「サバンナの夕日をスタートして」や「照明を緑にして」といった色、シーンの変更も可能です。
Hueシリーズは、照明のほかにも変形可能なリボン状のライトや、持ち運びのできるライトもあり、ブリッジさえあればそちらも制御できるため、明かりで楽しむ選択肢が広がるでしょう。
最初に述べた通り、一つのブリッジで50個まで接続可能なので、一軒家で部屋数が多い方は特におすすめです。
2.ソニー IoT照明 マルチファンクションライト 最安値39,595円~

二つ目はソニー社のIoT照明です。
こちら、BtoB市場でのみ発売されていたものが、2018年5月に一般発売されました。
こちらは「LEDシーリングライト」と「マルチファンクションユニット」の2つからなるライトで、「マルチファンクションユニット」の方にソニー独自の様々なセンサー機能が搭載されています!
LEDシーリングライトは、ソニー製のものだけでしたが、最近ソニーが技術監修した他社製のものができて、そちらの方が値段が安く対応畳数も多いため、そちらをおすすめします。
では、こちらの特徴を紹介していきます!
【エアコンやテレビも操作可能!】
なんとマルチファンクションユニットが赤外線リモコンとなって、照明がある部屋のテレビやエアコンを、スマホアプリを使ってコントロール出来るんです。
初期設定はアプリからテレビやエアコンのメーカーを選択し、コード確認を何度か行うだけ。
マルチファンクションユニットには、湿度や温度を確認できるセンサーが搭載されており、アプリから確認できるので、合わせて使えばいつでも快適なお部屋環境に保つことができます。
ペットなど飼われている方は特に、安心してお留守番させることができそうですね。
【人感センサーで人の動きを察知】
先ほどの温湿度センサーに加え、人感センサーがついています。
人の動きを察知できるので、部屋に入ったら明かりをつけてくれ、出たら消してくれます。また、留守中に誰かが家に入ったらスマホに通知してくれる設定もあるので、防犯対策はもちろん、お子様が帰ってきたかの確認もできますね。
【伝言も可能!マイクとスピーカーで音も楽しめる】
マルチファンクションユニットには、マイクとスピーカーがついており、音楽を流すことはもちろん、伝言や呼びかけも可能なんです。
伝言を残しておき、子供さんが帰ってきたら先ほどの人感センサーで感知し、流すといったことが出来ますよ。子供さんもメモよりも声で聞けると安心感がありそうですね。
音楽はユニットに別売りのマイクロSDをセットすれば、スマートフォン内の音楽を無線LAN経由で再生できます。
【Googleホーム、Amazonエコーと連携】
主要スマートスピーカー二種に対応しています。
ライトのON/OFF・明るさ・色の変更および、テレビ(Amazonエコーのみ)とエアコンのON/OFFが可能です。
こちらはHueのように、1台のハブで部屋中の電球を操作するといったタイプではなく、その電球セットがある部屋をまるごとスマート化できるといったメリットがありますね。
テレビやエアコンまで操作できるのはとても役に立ちそうです。
次に紹介する二点は上の二点に比べると機能はシンプルですが、ハブとなる機械が必要なく、コストパフォーマンスが非常に優れている照明です。
3.TP-Link 「KL130」「KL110」最安値3,190円~

3つ目は中国に本社があり、世界中に様々なネットワーク製品を売り出しているTP-Link社のIoT照明です。
1677万色フルカラーの色の選択ができるマルチカラータイプの「KL130」と、光の加減が1%~100%の間で調節できる調光タイプの「KL110」があります。
そのほかの特徴は同じなので、共通の特徴を紹介していきますね。
【ハブが不要!電球だけでWi-Fiとつながる】
今まで紹介してきた二つの照明は、電球とは別にWi-Fiとつなげるための”ハブ”が必要でしたが、こちらは必要ありません。
電球がWi-Fiと直接つながるので、電球を取り付けたらスマートフォンのアプリと連携してセットアップできます。
【スケジュール、シーン設定はアプリで簡単設定】
上記の2つの照明と同じく、こちらもアプリからスケジュールやシーン設定ができます。
「KL110」では、1%~100%までの幅広い調光範囲から、シーンと自分の気分に合わせて明るさの設定ができます。
「KL130」では1677万色フルカラーと幅広い色温度(2500K~9000K)から設定ができますよ。
例えば”集中したいときはこれ”のようにシーンを複数あらかじめ設定しておけば、ボタン一つで一括で切り替えることができるので便利です。
【省エネ対応!電力チェックも可能】
こちら、60Wの白熱電球と比較して、明るさや品質を落とすことなく最大80%のエネルギー消費を削減しているそうです。
また、アプリから電力消費量をリアルタイムで見ることができるので、多いな。と思ったら少し設定を変更するなどすると、さらなる省エネが実現できます。
【Googleホーム、Amazonエコーと連携】
上記2つと同様、主要スマートスピーカーに対応しています。
明るさ調整や色の調整(KL130)がハンズフリーで可能となります。
シンプルとはいっても、普段の生活に十分にうれしい機能がついていますね。
省エネ対応ということで、安物買いの銭失い、、、となることもなさそうです!
4.VOCOlinc L2 スマート LED 電球 最安値2,288円~

最後はVOCOlincのスマート電球です。
こちら2000円台と驚きの価格。
ハブも不要なのでとりあえず試しに買ってみたい。といった気持ちでも購入できそうです。
【明るさ・色温度調節可能】
ただの照明のON/OFFだけでなく、明るさと色合いを調節できる機能がついています。
オレンジがかった電球色から、昼白色、昼光色まで変更でき、シーンに合わせて使い分けることが可能なんです。
また、点滅やキャンドルモードなどのエフェクトも利用でき、すべてアプリからワンタッチで変更できますよ!
【スケジュール機能も搭載】
アプリからタイマーを設定することで、自動でライトをON/OFF出来ます。
生活に合わせて設定しておけば、便利ですね。
【こんなに安いのにスマートスピーカー対応!】
そしてこちら、HomeKit、Amazon Alexa、Google Assistantのスマートスピーカーで、ハンズフリーで操作もできるんです!
ライトのオン/オフや、明るさや色温度を変えることが可能です。
2000円代でこの機能がついているのは驚きですよね。
こちら海外のメーカーなのですが、購入後に日本語の説明書もダウンロード可能なので、ご安心ください!
最後に4種の照明の詳細を表でまとめるとこのようになります。
※¹天井からの出しろが22mmの角型・丸型引掛シーリングボディ、または天井からの出しろが11㎜の埋込引掛シーリングボディに対応
※²一般電球の60W形は810ルーメン(lm)といわれています。
※³1ワット(W)当たりで得られる光の量を指し、数値が大きいほうがより効率がよい
いかがでしょうか。
ソニーの照明だけがシーリングライトとなっているため、他の3つより価格が大きく上回っていますが、それだけ照明の対応畳数も他の3つより広いですよ。
そして4点ともLED電球なので、一般電球よりエネルギー効率が良いです。
(一般電球は、60Wで810㏐相当と言われているため、㏐/Wは約13です。)
電気のON/OFFがハンズフリーで便利になるだけでなく、”明かり”を通してお子様の帰宅が確認できたり、電気のつけっぱなしを防げたりと、小さなお子様のいるご家庭は特に嬉しい機能があるのではないでしょうか。
初めてで使いこなせるかわからない。という方は、まずは一番安い「VOCOlincL2 スマート LED 電球」を購入してみて、それからより機能の多い「Hue」や「ソニー」のものを購入してみてもいいかもしれませんね!
読んでいただき、ありがとうございました!